則本昂大のメジャー挑戦はなぜ実現せず?巨人入りの経緯と2026年成績を徹底解説
則本昂大のメジャー挑戦は実現したのか。2026年10月現在、則本昂大は東北楽天ゴールデンイーグルスを離れ、読売ジャイアンツでプレーしている。2025年オフに海外FA権を行使し、メジャーリーグへの移籍を目指したものの、最終的に選んだのは巨人だった。
2026年1月にはMLB球団からオファーがあったと報じられ、国内の複数球団も獲得に動いていた。巨人とは推定3年総額13億円で契約合意し、背番号は43に決定。では、なぜメジャー移籍ではなく巨人入りを選んだのか。楽天時代の成績、MLB球団による評価、契約条件、そして巨人移籍後の2026年成績を整理し、決断の背景を読み解く。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- メジャー挑戦の結末:MLB球団からオファーがあったと報じられたが、則本は渡米を選ばず、2026年1月に巨人入りを決めた。
- 移籍の背景:海外FA権を行使した後、日米球団の条件や環境を比較。巨人とは推定3年総額13億円で契約した。
- 2026年の現在地:NPB公式の年度別成績では巨人で18試合に登板し、3勝4敗、防御率4.72。先発と救援の両方を経験している。
【結論】則本昂大のメジャー挑戦は実現せず、巨人入りを選択
まず押さえておきたいのは、則本昂大のメジャー挑戦は、実現に向けて具体的な交渉が報じられたものの、最終的には成立しなかったという事実だ。
2026年1月8日、スポニチやデイリースポーツなどは、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者による情報として、則本にMLB球団1球団とNPBの複数球団からオファーが届いたと報じた。単なる移籍希望や獲得のうわさにとどまらず、日米の球団から具体的な選択肢が提示されていたことになる。
その後、1月16日に巨人が契約合意を発表。1月19日の入団会見で、則本はメジャー挑戦も視野に入れていたことを認めたうえで、巨人のオファーを受けた喜びと、新天地でプレーする決意を語った。
ただし、報道されたMLB球団のオファーについては、球団名、契約金額、契約年数、メジャー契約が保証する具体的な条件などが公表されていない。「メジャーからオファーがあった」という情報と、「好条件のメジャー契約が確定していた」という話は区別して理解する必要がある。
つまり、則本の決断はメジャーから声がかからなかったための単純な国内残留ではない。海外FA権を使って選択肢を広げ、日米双方からの評価を踏まえたうえで、巨人への移籍を決めたという経緯だ。

【時系列】海外FA権の行使から巨人入りまでの経緯
則本の移籍を理解するには、楽天退団の意思を示した2025年オフから、巨人の入団会見までを時系列で追うのが分かりやすい。
| 時期 | 出来事 | 確認できるポイント |
|---|---|---|
| 2024年 | 楽天で抑えに転向 | 32セーブを記録し、最多セーブのタイトルを獲得。 |
| 2025年11月 | 海外FA権の行使を表明 | 海外移籍を選択肢に入れ、メジャー挑戦への意欲を示す。 |
| 2025年12月 | 楽天退団の可能性に言及 | ファンとの交流イベントで、翌年は楽天に所属しない可能性が高いと語ったと報じられる。 |
| 2026年1月8日 | 日米球団からのオファーが報道される | MLB球団1球団とNPBの複数球団からオファーがあったと報じられた。 |
| 2026年1月16日 | 巨人との契約合意を発表 | 推定3年総額13億円、背番号43での契約合意が公表された。 |
| 2026年1月19日 | 巨人の入団会見 | メジャー挑戦も検討したうえで、巨人でプレーする決意を明らかにした。 |
| 2026年シーズン | 巨人でプレー | NPB公式の年度別成績では18試合、3勝4敗、防御率4.72。 |
この経緯で注目すべきなのは、海外FA権を行使した段階から、巨人入りが既定路線だったわけではない点だ。2025年11月のFA宣言時には海外移籍を選択肢に含め、12月にも楽天を離れる可能性が報じられていた。
2026年1月にはMLB球団からのオファーが伝えられた一方、国内球団との交渉も進んでいた。スポニチの報道では、米国の移籍市場が停滞気味だったことに加え、条件や環境面を総合的に判断してメジャー移籍を見送ったとされる。
巨人との契約合意が発表されたのは1月16日。3日後の入団会見では、則本自身がFA宣言後に長い時間悩んだことを明かした。移籍先の決定は、海外志向だけでなく、実際に提示された条件と自身の今後のキャリアを照らし合わせた結果だったと考えられる。
【移籍断念の理由】MLBオファーがあっても渡米しなかった背景
則本昂大がメジャー移籍を見送った理由として、報道から読み取れるのは、米国の移籍市場、契約条件、プレー環境、そして長期的なキャリア設計という複数の要素だ。
1.米国の移籍市場が停滞していた
スポニチは2026年1月16日の報道で、米国の移籍市場が停滞気味だったことを指摘している。MLB球団からオファーがあったとしても、希望する条件や役割が提示されるとは限らない。選手側が複数の選択肢を比較する場合、オファーの有無だけでなく、契約の安定性や起用方針も判断材料になる。
ただし、則本が受け取った具体的な金額や契約条項は公表されていない。したがって、「MLBの提示額が巨人より低かった」と断定することはできない。
2.MLBでは救援投手として評価されていた可能性
デイリースポーツは2026年1月8日、MLB球団からのオファーを伝えた記事で、過去2年間の48セーブという実績から、救援投手として評価されていた可能性を指摘した。
則本は楽天で長年先発を務めた一方、2024年から抑えに転向して結果を残した。MLB球団が獲得を検討する際、先発投手としてではなく、リリーフとしての役割を想定していた可能性がある。もっとも、具体的な起用法が球団から正式に公表されたわけではない。
先発としてキャリアを積んできた投手にとって、移籍後の役割は重要な判断材料になる。登板機会、調整方法、年間を通じた負担などは、契約金額とは別に比較すべき要素だ。
3.40歳まで第一線でプレーするという目標
日刊スポーツの2026年1月19日の報道によると、則本は巨人入団会見で「40歳までは必ず第一線でやりたい」という思いを語り、複数年契約の提示を心強く感じたと説明した。
この発言は、巨人入りを考えるうえで重要な手掛かりになる。2026年に35歳を迎えた則本にとって、残された現役期間をどう設計するかは、移籍先を選ぶ際の大きなテーマだったはずだ。
推定3年総額13億円という契約は、少なくとも複数年にわたって巨人でプレーする枠組みを示している。MLB挑戦を優先する道もあったが、長期的なキャリアを考慮し、巨人で第一線を維持する選択をしたことが、今回の決断を読み解く鍵になる。
なお、以上は報道された市場状況と本人の発言を組み合わせた分析であり、則本が挙げた唯一の理由が特定されたわけではない。契約金額や環境面のどの要素を最も重視したのか、その詳細までは明らかになっていない。

【MLBと巨人を比較】契約条件と球団が期待する役割の違い
則本昂大の移籍を考えるうえでは、メジャー挑戦と巨人入りを、単純な年俸の高低だけで比較しないことが重要だ。両者では契約の見通しだけでなく、求められる役割や新しい環境への適応という点でも違いがある。
巨人の契約条件は推定3年総額13億円
巨人は2026年1月16日、則本との契約合意を発表した。背番号は43で、契約総額は推定13億円。3年間の総額を単純平均すると年約4億3,300万円になるが、これは契約総額を年数で割った参考値であり、各年の実際の報酬や出来高払いなどの内訳を示すものではない。
巨人が則本に期待していたのは、救援投手としての実績だけではない。日刊スポーツやスポニチの入団会見報道では、球団側が豊富な経験を評価し、先発ローテーションを担うことへの期待を示していた。
則本自身も、先発として11年間、救援投手として2年間戦ってきた経験やプレースタイルを評価されたと受け止めていたと報じられている。巨人では先発を軸に、必要に応じて救援経験も生かすことが期待されていた。
MLBのオファーは魅力的でも、詳細な条件は非公表
一方、MLB球団からオファーがあったことは報じられたものの、契約年数や報酬、メジャー登録の保証、マイナーでの調整条件など、契約内容の詳細は明らかになっていない。
このため、巨人とMLBの提示額を直接比較したり、どちらが経済的に有利だったかを断定したりすることはできない。確実に比較できるのは、巨人が推定3年総額13億円という契約を公表し、先発としての起用を期待していたことと、MLB球団からオファーがあったと報じられたことだ。
メジャー移籍は、異なる野球環境でプレーする機会を得られる一方、役割や契約の保証内容によっては適応の難しさも伴う。巨人入りは、NPBで積み上げた実績を生かしながら、複数年の契約のもとで新しい役割に挑戦する選択だったと整理できる。
【楽天時代の実績】2024年最多セーブと2025年16セーブが示す評価
則本のMLB挑戦が注目された背景には、長年の先発実績に加え、救援投手としても結果を残したことがある。
則本は2012年のドラフト2位で楽天に入団し、2013年のプロ1年目に15勝を挙げて新人王を獲得した。2014年からは5年連続で最多奪三振のタイトルを獲得し、楽天の先発陣を支える存在となった。
2024年には抑えに転向。NPB公式の年度別成績によると、54試合に登板して32セーブ、防御率3.46を記録し、最多セーブのタイトルを獲得した。先発から救援への転向を成功させたことは、投手としての役割の幅を示す実績だった。
2025年も56試合に登板し、3勝4敗、16セーブ、10ホールド、防御率3.05を記録した。セーブ数は前年から減少したものの、防御率は改善している。登板数も自己最多となり、救援投手として継続的にチームを支えた。
楽天在籍最終年の2025年終了時点では、NPB通算120勝99敗48セーブ、防御率3.12。13シーズンにわたって先発と救援の双方で積み上げた数字が、国内外の球団から評価される土台になった。
ここで重要なのは、セーブ数だけを見て投手の価値を判断しないことだ。クローザーの役割は試合終盤のリードを守ることだが、救援投手には状況に応じた登板、複数のイニングへの対応、連投への適応なども求められる。則本が長年の先発経験と抑えとしての実績を併せ持っていたことは、獲得を検討する球団にとって評価材料だったと考えられる。

【2026年最新】巨人での現在と今後の注目点
2026年10月現在、則本は巨人の背番号43を背負ってプレーしている。NPB公式の年度別成績に掲載された2026年の数字は、18試合登板、3勝4敗、1ホールド、防御率4.72、投球回61回、奪三振43。先発登板は10試合で、救援登板も経験している。
2026年は楽天時代の救援中心の役割から変化し、先発としても起用されたシーズンだった。ただし、防御率4.72という数字は、前年の楽天時代に記録した3.05を上回っている。巨人での適応が順調だったと一括りに評価することはできず、登板内容や役割ごとの成績も含めて見る必要がある。
また、2025年終了時点の通算120勝99敗48セーブという記録は、移籍前の実績だ。NPB公式の年度別成績では、2026年の数字を加えた通算成績は391試合、123勝103敗48セーブ、防御率3.17となっている。2025年までの通算成績と2026年終了時点の数字を混同しないようにしたい。
今後の注目点は三つある。第一に、先発として安定してイニングを消化できるか。第二に、救援で培った経験を、先発登板の際の配球や試合運びにどう生かすか。第三に、複数年契約の期間中に、どの役割でチームへの貢献を最大化できるかだ。
巨人が獲得時に期待したのは、過去の勝利数やセーブ数だけではない。先発と救援の両方を経験したベテランとして、投手陣を支えることも期待されていた。2026年の成績はその期待に対する途中経過として捉え、今後の登板内容や起用法の変化を追うことが重要になる。
【則本昂大メジャー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:則本昂大のメジャー挑戦は実現しましたか?
A1:実現していません。2025年オフに海外FA権を行使し、MLB球団からオファーがあったと報じられましたが、最終的には2026年1月に巨人入りを決めました。
Q2:則本昂大がメジャー移籍を断念した理由は何ですか?
A2:報道では、米国の移籍市場が停滞気味だったことや、条件・環境面を総合的に判断したことが伝えられています。本人は巨人入団会見で、40歳まで第一線でプレーしたいという目標と、複数年契約の提示が心強かったことを語っています。ただし、MLB側の具体的な契約条件は公表されていません。
Q3:則本昂大の巨人での契約条件と背番号は?
A3:巨人との契約は推定3年総額13億円で、背番号は43です。2026年1月16日に契約合意が発表され、19日に入団会見が行われました。
まとめ:則本昂大の決断から見えるメジャー挑戦の判断基準
則本昂大のメジャー挑戦は、MLB球団からオファーがあったと報じられながらも、最終的には巨人入りという形で決着した。海外FA権を行使した背景には、楽天での13年間を経て、新しい環境でプレーする可能性を追求したいという意向があった。
一方、巨人を選んだ背景には、推定3年総額13億円という複数年契約、先発としての起用への期待、そして40歳まで第一線でプレーしたいというキャリア目標があった。メジャー移籍を見送った理由を、年俸だけ、あるいは年齢だけに求めるのは適切ではない。公表された事実からは、条件や環境、役割、長期的なキャリアを総合的に考えた決断だったことが読み取れる。
楽天時代の2024年最多セーブ、2025年の16セーブと防御率3.05は、則本が先発だけでなく救援でも実績を残したことを示している。2026年は巨人で先発と救援の両方を経験し、防御率4.72という数字も残した。今後は、過去の実績だけでなく、新天地での投球内容と役割の変化が評価の焦点となる。
則本の移籍を振り返る際に押さえておきたいのは、「メジャーからオファーがあったこと」と「メジャー移籍が最善の条件で成立すること」は別だという点だ。海外挑戦の価値は渡米そのものだけでは決まらない。選手がどの環境で、どの役割を担い、どれだけ長く第一線で活躍できるか。その視点から見れば、則本昂大の巨人入りは、キャリアの次の段階を選び取った決断として理解できる。 (出典: 則 本 昂 大 メジャー(Yahoo!ニュース))