松本圭佑のボクシング最新情報2026|戦績・王座返上・復帰戦の全貌を徹底解説
松本圭佑は、元日本フェザー級王者として知られる大橋ジム所属のプロボクサーだ。アマチュア時代から実績を積み重ね、プロ転向後も無敗で日本王座を4度防衛。しかし、2025年3月の計量失敗による試合中止とJBC(日本ボクシングコミッション)のライセンス停止処分を経て、キャリアは大きな転機を迎えた。
2026年5月12日には龍王との復帰戦で3回TKO勝利を収め、再び世界を目指す道を歩み始めた。一方、9月8日の木谷陸戦では1-1の判定で引き分け、トーナメント規定によって決勝進出を逃している。2026年10月現在の戦績は14戦13勝(9KO)無敗1分。試合結果だけでなく、王座返上の経緯、階級変更、世界ランキング、そして今後の課題まで整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 最新戦績:2026年9月8日の木谷陸戦を終え、14戦13勝(9KO)1分。プロ初の引き分けを記録した。
- 復帰までの経緯:2025年3月の計量失格で日本フェザー級王座を返上し、1年間のライセンス停止処分を受けた後、2026年5月に復帰した。
- 今後の焦点:スーパーフェザー級での実力証明、接近戦への対応、世界ランキングを生かした再浮上が課題となる。
【松本圭佑のプロフィール】年齢・身長・出身地・大橋ジムでの経歴
松本圭佑は1999年7月17日生まれ、神奈川県横浜市出身。2026年10月現在、27歳だ。大橋ボクシングジムに所属し、アマチュア時代から培った技術を武器にプロのリングで戦ってきた。
ボクシングモバイルの選手名鑑では身長174cm、オーソドックススタイルと紹介されている。父は元日本・東洋太平洋フェザー級王者の松本好二氏で、現在はトレーナーとして息子を支える。親子二人三脚で世界王者を目指す姿も、松本のキャリアを語るうえで欠かせない要素だ。
幼少期からボクシングに取り組み、U-15全国大会では5連覇を達成。アマチュア戦績は95戦80勝15敗で、30回のRSC・TKO勝ちを記録している。高校選抜や台北カップでも優勝するなど、早くから国内外の舞台で経験を積んだ。
フジテレビ系のスポーツドキュメンタリー番組「ミライ☆モンスター」に中学生の頃から取り上げられ、将来を期待される選手として広く知られるようになった。父・好二氏の指導を受けながら成長し、2020年8月24日にプロデビュー。デビュー戦もTKO勝利で飾っている。
父と同じフェザー級で日本王座を獲得したことは、松本にとって特別な実績だ。ただし、父子の物語だけが評価の根拠ではない。アマチュア時代の豊富な経験、プロでの連勝、タイトル防衛を通じて、実力を積み上げてきた選手であることが重要だ。

【2025年の転機】日本フェザー級王座返上とJBCライセンス停止処分の理由
松本のキャリアを大きく変えたのが、2025年3月24日に発生した計量失格問題だ。翌25日には日本フェザー級王座の5度目の防衛戦が予定され、挑戦者の大久祐哉とのタイトルマッチが組まれていた。しかし、松本は前日計量を行えず、試合は中止となった。
スポーツ紙の報道によると、松本は計量前日の24日早朝、減量中にけいれんを起こして救急搬送された。体調不良により計量をクリアできず、予定されていたタイトルマッチは実施されなかった。
日本ボクシングコミッションは2025年3月25日、松本に対して3月24日から1年間のライセンス停止処分を科すと発表した。JBCが公表した処分理由は、減量失敗による体調不良を理由に試合をキャンセルさせたことが、競技としてのボクシングの権威と信用を著しく損なうというものだった。
この処分に伴い、松本は日本フェザー級王座を返上。所属する大橋ジムの大橋秀行会長にも、マネージャーとしての監督責任を理由に戒告処分が科された。処分は選手本人だけでなく、興行を支えるジムの管理体制にも及んだ形だ。
ここで押さえておきたいのは、王座返上とライセンス停止は別の意味を持つという点だ。王座返上によって日本フェザー級王者の立場を失い、ライセンス停止によって公式戦への出場も制限された。松本は、それまで築いてきた王者としての実績を持ちながら、約1年7カ月にわたって実戦から遠ざかることになった。
| 時期 | 出来事 | 競技上の意味 |
|---|---|---|
| 2020年8月24日 | プロデビュー戦でTKO勝利 | プロキャリアを開始 |
| 2023年4月18日 | 佐川遼との日本フェザー級王座決定戦に勝利 | 日本王座を獲得 |
| 2024年10月17日 | 中川公弘に2回KO勝ち | 日本王座4度目の防衛 |
| 2025年3月24~25日 | 計量失格で防衛戦中止、王座返上、1年間のライセンス停止処分 | 競技活動が中断 |
| 2026年5月12日 | 龍王に3回TKO勝ち | 約1年7カ月ぶりの復帰戦を勝利で飾る |
| 2026年9月8日 | 木谷陸と1-1の引き分け | 優勢点で敗退し、1000万円トーナメント決勝進出を逃す |
この経緯は、松本にとって単なるブランクではない。タイトル防衛の実績を持つ選手でも、計量とコンディション管理に問題が生じれば、競技人生そのものが大きく変わり得ることを示した出来事だった。
【2026年最新戦績】龍王との復帰戦で3回TKO勝利を飾る
松本は2026年5月12日、東京・後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル156」のスーパーフェザー級1000万円トーナメント準々決勝に出場。角海老宝石ジム所属の龍王と対戦し、3回35秒TKO勝ちを収めた。
日刊スポーツやスポニチなどの報道によると、この試合は松本にとって約1年7カ月ぶりの実戦だった。長いブランクと処分明けという難しい条件が重なるなか、序盤から落ち着いたボクシングを展開。3回開始直後にワンツーでダウンを奪い、レフェリーストップに持ち込んだ。
この勝利で松本はトーナメント準決勝へ進出した。試合後の報道では、復帰戦に懸ける強い覚悟も伝えられている。復帰すること自体が目標なのではなく、世界を目指せる水準に戻っているかをリング上で証明する必要があったからだ。
龍王戦の価値は、単に戦績に1勝を加えたことだけではない。長期間の実戦離脱後も、相手の動きを見極め、攻撃のタイミングを捉えてフィニッシュにつなげた点は、松本の技術が健在であることを示した。
一方、この勝利だけでブランクの影響が完全に解消されたと判断することはできない。8回戦での復帰戦と、より圧力の強い相手との接戦では、必要とされる能力が異なる。真価が問われたのは、その後の木谷陸戦だった。

【木谷陸戦の結果】引き分けなのに敗退?優勢点による勝者扱いを解説
2026年9月8日、松本はスーパーフェザー級1000万円トーナメント準決勝で、KG大和所属の木谷陸と対戦した。試合は8回を戦い、判定は1-1の引き分け。3人のジャッジの採点は77-75、75-77、76-76で、勝敗を分ける決定的な差はつかなかった。
それでも松本は決勝に進めなかった。トーナメントの規定では、引き分けの場合に優勢点で上回った選手を勝者扱いとするためだ。この試合では木谷が優勢点で上回り、決勝進出を決めた。
つまり、松本が公式記録上の敗戦を喫したわけではない。プロ戦績に記録されたのは引き分けであり、トーナメントの勝ち上がりを決める規定によって敗退したというのが正確な説明だ。「引き分けなのに負けた」という表現は、試合そのものの勝敗と大会の進出判定を混同しやすいため、注意したい。
スポーツ報知、日刊スポーツ、デイリースポーツなどの試合報道では、松本は序盤にジャブを使って距離を保ち、主導権を握る場面を作った。一方、中盤以降は前に出る木谷の圧力が強まり、接近戦でボディーやアッパーを受けるなど、徐々に対応が難しくなったと伝えられている。
勝敗を左右したのは、単純なパンチの数だけではない。序盤に距離を支配できても、相手が圧力を強めたときに攻防の主導権を維持できるか。8ラウンドを通して自分の距離を保ち、相手の戦術変更に対応できるか。その課題が浮き彫りになった試合だった。
松本自身も試合後、報道を通じて悔しさをあらわにし、さらに強くなる必要性を口にしている。父でトレーナーの好二氏も、今後について慎重に考える姿勢を示したと報じられた。
この結果によって、松本は優勝賞金1000万円を懸けたトーナメントから姿を消した。決勝には木谷陸と渡邊海が進出。松本の復帰を後押しする舞台として注目された大会は、結果的に新階級での課題を確認する機会にもなった。
【KO率とボクシングスタイル】松本圭佑の強みと克服すべき課題
2026年10月現在、松本のプロ戦績は14戦13勝(9KO)1分。14試合のうち9試合でKO・TKO勝ちを記録しているため、全試合に占めるKO勝利の割合は約64.3%となる。一方、勝利した13試合を基準に計算すると、KO・TKO勝ちの割合は約69.2%だ。KO率を比較するときは、どちらの計算方法を使っているかを確認したい。
松本の持ち味は、距離を管理しながらジャブを使い、相手の動きに合わせてストレートを打ち込む正統派のボクシングだ。大橋ジムの選手プロフィールや過去の試合報道からも、技術を土台に攻撃を組み立てるスタイルがうかがえる。
2026年5月の龍王戦では、3回にワンツーからダウンを奪ってTKO勝利につなげた。これは、距離を保った状態から攻撃をまとめる能力が、復帰後も機能したことを示す結果だった。
ただし、木谷陸戦では別の側面が表れた。相手が前進して距離を詰めた際、松本は序盤ほど自由に攻撃を組み立てられなくなったと報じられている。アウトボクシングを得意とする選手にとって、相手に距離をつぶされたときの対処は重要なテーマだ。
具体的には、接近された際のサイドステップ、相手の前進を止めるジャブやボディー、クリンチを含めた距離の再構築、後半ラウンドでも攻撃を継続するスタミナ配分が今後の評価ポイントとなる。これらは木谷戦の内容から考えられる技術的な課題であり、今後の試合で改善が確認されるかが注目される。
また、2025年の計量失格を踏まえれば、階級に合った体重管理も競技力の一部として捉える必要がある。スーパーフェザー級への転向は、単に階級を上げるだけでなく、安定してコンディションを整えながら本来のスピードと技術を発揮できる環境を作る意味も持つ。

【世界ランキングと今後の展望】スーパーフェザー級で再浮上できるか
松本は日本フェザー級王座を4度防衛し、王座を保持していた時期には世界ランキングにも名を連ねていた。2025年3月の処分前には、デイリースポーツなどがIBF世界フェザー級5位、WBO同級10位、WBC同級13位と報じている。ただし、これは処分前のフェザー級での順位であり、2026年10月現在のランキングとして扱うことはできない。
階級をスーパーフェザー級に上げた2026年は、新たな基準で評価を積み直す段階にある。ボクシングモバイルの選手名鑑には、WBCスーパーフェザー級20位、IBF同級15位、OPBF同級10位、日本同級7位というランキング掲載が見られる。ランキングは団体ごとに選考基準や更新時期が異なるため、順位を見る際には対象階級と公表時期を合わせて確認することが欠かせない。
2026年9月公表のJBC日本ランキングでも、松本はスーパーフェザー級のランキングに掲載されている。日本王座を返上した後も、復帰戦で勝利し、国内上位を目指す位置にいることが分かる。ただし、世界タイトル挑戦が具体的に決まったわけではなく、今後の対戦相手やランキングの変動を見極める必要がある。
世界再挑戦への道筋を考えるうえでは、次の3点が重要だ。
第一に、スーパーフェザー級での実績を積み上げること。龍王戦のKO勝利は好材料だが、木谷戦では接近戦への対応が課題として残った。異なるタイプの相手に勝ち、戦術の幅を示せるかが次の評価につながる。
第二に、コンディション管理を安定させること。2025年の計量失格は、競技活動を1年間停止される重大な結果を招いた。今後は体重を落とす過程も含め、試合当日に力を発揮できる準備が求められる。
第三に、世界ランキングを実際の挑戦機会につなげること。ランキング入りは世界への可能性を示すが、それ自体が世界戦の確約ではない。国内外の有力選手との対戦、団体ごとの順位、タイトル戦の交渉状況など、複数の条件がそろう必要がある。
松本には、アマチュア時代からの経験、日本王座を獲得した実績、そして復帰戦で見せた決定力がある。一方、2026年9月の引き分けは、新階級での実力を改めて示す必要性も浮き彫りにした。今後の評価を左右するのは、過去の肩書だけではなく、次の試合で何を修正し、どのような勝ち方を見せるかだ。
【プロの結論】松本圭佑を評価するなら戦績・内容・階級の3点を見る
松本圭佑の2026年を評価する際、単純に「復活した」「世界から遠ざかった」と二分するのは適切ではない。5月の龍王戦では3回TKO勝利を挙げ、実戦復帰という最初の関門を突破した。しかし、9月の木谷陸戦では引き分けながらトーナメント敗退となり、接近戦での対応という課題が表面化した。両方の結果を合わせて見ることで、現在地がより明確になる。
戦績だけを見るなら、14戦13勝9KO1分で、いまだプロで敗れていない。一方、大会成績を見ると、1000万円トーナメントの決勝には進めなかった。この2つは矛盾しない。プロの公式記録とトーナメントの勝ち上がりは、異なる基準で管理されているからだ。
また、松本のキャリアでは、技術や攻撃力だけでなく、計量を含むコンディション管理も重要な評価項目になる。2025年の処分は競技人生に大きな影響を与えたが、復帰後の結果を評価する際には、過去の問題だけに注目するのではなく、実際の試合内容と改善の有無を追う必要がある。
今後の試合を見る読者にとって、特に注目したいのは、ジャブで距離を作る能力、前進してくる相手への対応、後半ラウンドでの攻防、そして計量を含めた準備の安定性だ。これらが改善され、スーパーフェザー級で勝利を重ねれば、世界ランキングを足がかりに再浮上する可能性も見えてくる。
【松本圭佑ボクシング】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:松本圭佑の2026年最新戦績は?
A1:2026年9月8日の木谷陸戦終了時点で、14戦13勝(9KO)1分、無敗。5月には龍王に3回35秒TKO勝ちし、9月の木谷戦では1-1の引き分けとなった。
Q2:松本圭佑が日本フェザー級王座を返上した理由は?
A2:2025年3月25日に予定されていた5度目の防衛戦で、減量中の体調不良により前日計量を行えず、試合が中止となったため。JBCは3月24日から1年間のライセンス停止処分を発表し、松本は日本フェザー級王座を返上した。
Q3:木谷陸戦は引き分けなのに、なぜ松本圭佑が敗退したの?
A3:試合の判定は1-1の引き分けだったが、1000万円トーナメントの規定で優勢点を比較した結果、木谷が勝者扱いとなったため。松本の公式戦績は敗戦ではなく引き分けのままだ。
Q4:松本圭佑の身長や年齢、所属ジムは?
A4:1999年7月17日生まれの27歳で、神奈川県横浜市出身。ボクシングモバイルの選手名鑑では身長174cm、大橋ジム所属、オーソドックススタイルと紹介されている。
Q5:松本圭佑の父は誰?
A5:父は元日本・東洋太平洋フェザー級王者の松本好二氏。大橋ジムのトレーナーとして息子の指導に携わっており、松本はアマチュア時代から父の指導を受けてきた。
Q6:松本圭佑は世界チャンピオンになれる?
A6:現時点で世界王座獲得が確定しているわけではない。日本王座の獲得・防衛実績や高いKO率は強みだが、スーパーフェザー級での継続的な勝利、接近戦への対応、安定したコンディション管理が今後の鍵となる。
まとめ:松本圭佑の次戦は世界再挑戦への試金石
松本圭佑は、アマチュア95戦80勝の実績を持ち、プロでは日本フェザー級王座を4度防衛した実力者だ。2025年3月の計量失格とJBCのライセンス停止処分によってキャリアは中断したが、2026年5月には龍王を3回TKOで下し、復帰戦を勝利で飾った。
続く9月の木谷陸戦は引き分けに終わり、優勢点によってトーナメント決勝進出を逃した。これは公式戦績上の敗戦ではないものの、スーパーフェザー級で世界を目指すうえで、接近戦への対応や試合後半の主導権争いを改善する必要性を示す結果だった。
今後の松本を評価する際は、KO勝利の数や世界ランキングだけでなく、対戦相手の実力、試合内容、階級への適応、コンディション管理まで総合的に見ることが大切だ。龍王戦で示した決定力を維持しながら木谷戦の課題を修正できるか。その答えが、再び世界の舞台へ近づくための大きな判断材料になる。 (出典: 松本 圭佑 ボクシング(Yahoo!ニュース))